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ノートPCにもなるタブレット端末で評判の良い「Surface Pro 3」ですが、ノートPCとして使うには性能は十分も、使い勝手が少々悪いという意見もあるようです。

まずは、日本マイクロソフトが26日に実施した記者発表会でSurface Pro 3が支持を集めた理由について述べていますのでご紹介したいと思います。


Surface Pro 3が市場でウケている8つの理由

記者発表会では、Surface Pro 3が支持を集めている理由として8つの項目を挙げています。

1.「2in1」であること

2.デスクトップPCの代わりにもなること

3.12インチという大きさ

4.無段階に調節できるキックスタンド

5.ペンの使い勝手の良さ

6.Surface Pro 3を使うことが先進的な企業イメージに合う

7.「Windows Embedded 8.1 Industry」に対応していること

8.OSとデバイスの両方一緒に日本マイクロソフトのサポートが受けられること

 

1つ目の理由として「2in1」であることが挙げられていますが、やはりこれが一番の理由なのではないでしょうか。

通常のタブレット端末でもキーボードをプラスすることは可能ですが、機能面ではノートPCには劣ってしまいますからね。

さらに2つ目の理由でも挙げられているドッキングステーションを併用するとデスクトップPCの代わりにもなり、Surface Pro 3なら一台で3役をこなす「3in1」デバイスとして評価されているようです。
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3つ目のディスプレイの大きさが12インチであることは、A4サイズと同じであることから、チラシやノートを表示するのに違和感がなく、営業マンのプレゼンなどでも役立つとのこと。

ディスプレイのサイズは主観的な話になると思いますが、ノートPCで人気のあるMacBook Airでも実物を見ると13インチでは大きく見えるし、10インチだと小さく感じるので12インチという大きさがベストのような気もしないでもないです。

アップルも来年にはMacBook Airの12インチを発売するみたいですしね。

 

一般の人が購入する際に検討するのは、3つ目の理由くらいまでではないでしょうか?

あとはCPUの性能だったり、重さ、バッテリーの駆動時間など基本的は要素だと思います。

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Surface Pro 2と比較して明らかに性能が良くなった点が高評価を得ているのでしょうね。

ノートPCとしての使い勝手は?

Surface Pro 3はノートPCの性能も兼ね備えたタブレット端末ですが、その使い勝手はどうなのか?

レビュー記事がありましたのでご紹介します。

結論から言ってしまうとノートPCとしては使い勝手が悪く、タブレットとしては大きくて重いようです。

 

別売りとなるディスプレイの保護も兼ねた専用キーボード「Surface Pro タイプ カバー」は、厚さが4.8mmしかない割に、キーストロークは2mm程度あって打ち心地はかなり良いそうなのですが、キー同士の間隔が2mm程度しかないために、キーの位置を確認するのが難しいとのこと。

また、Surface Pro 3を机の上に置いて使う場合に、背面に液晶画面の角度を調節するキックスタンドがあるために、通常のノートPCに比べて1.5倍~2倍以上の広いスペースが必要になります。

カフェなどで使う場合はテーブルが小さいので、ちょっと使いづらいようですね。

 

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背面にあるキックスタンドで液晶画面を支える構造なので、大きく画面を倒さないと安定させることができません。

例えば膝の上において作業をする場合や新幹線の車内のテーブルでは十分な面積が確保できないために画面を安定させるのは難しいようです。

その他では、microSDカードスロットが付いているものの、SDカードスロットがなかったり、USB端子が1つしかないなど不便と感じる点がいくつかあるようで、さすがにノートPCと全く同じような使い勝手ではなさそうですね。

使い勝手が悪いところはあっても、慣れれば妥協できる面もありますし、ノートPCとタブレットを同時に持ち歩いていた方にとっては、大いに活躍できる場面は多々あるのではないかと思います。

 

私の中での一番のネックは、価格がちょっとお高いところですね。

ノートPCと兼用しようと思うと別売りの「Surface Pro タイプ カバー」が必須ですし、デスクトップにもしたいとなると「ドッキングステーション」も必要です。

これらを全て合わせると一番安いモデルでも13万円を超えてきます。

ドッキングステーションは諦めるとしても、せめてキーボード付で10万円を切ってくれるとありがたいのですけどね。

今後、価格が下がってくれることに期待します。