スマホ依存症150708-1[1]

子供がスマホばっかりに夢中になってしまい、心配している親御さんも多いとは思いますが、スマホ依存症になるとどんな健康への悪影響があるのか気になりますよね。深刻なものもあるようなので、ちょっとメモしておきます。

総務省の調査では現在のスマホ所持率は60%を超えていて、特に20代では94%にもなるらしいです。

また、スマホを持っている15~59歳の男女を対象にした調査では、「自分はスマートフォンに依存していると思いますか」との問いに「かなり依存している」「やや依存している」と答えた人が8割を超えていたとのことで、ここでも20代の人は「かなり依存している」と答えた人が圧倒的に多く、若い世代を中心にスマホ依存が進行していることが分かっています。(参照:livedoorニュース)

最近では中学生でもスマホを持っている子も多く、親としては夢中になりすぎて健康に悪影響なのではと心配になりますよね。

 


スマホ依存がもたらす健康被害

Phubbing(ファビング)

スマホに夢中になりすぎて、人とのリアルなコミュニケーションを軽視してしまうという新しい言葉で、アメリカで問題になっています。

 

歩きスマホによる事故

歩きながらスマホを見ていて自転車とぶつかったり、人や物にぶつかって事故を起こす「歩きスマホ」も問題になっていて、最近よく聞く言葉です。

また、車や自転車など運転中にスマホを操作して事故する可能性も大いにあります。

 

テキストサム損傷

毎日スマホを長時間決まった持ち方をすることで、小指が変形したり、痛みやしびれを感じる「テキストサム損傷」という症状も話題になっています。

ただ、ネット上で調べてみるとスマホを使いすぎて指が変形することは考えにくいとのこと。

欧米ではスマホのゲームをするときに、両手で持って両方の親指で操作する人が多く、ゲームのやり過ぎで親指が腱鞘炎を起こすことがあり、それを「テキストサム損傷」と呼ぶのだそうです。

スマホを毎日、長時間操作していれば指の変形まではないにしても腱鞘炎になる可能性は十分にあります。

 

目への悪影響

スマホにはバックライトとしてLEDが使われています。

その光であるブルーライト(青色光)は目の奥の網膜まで届いてしまい、活性酸素の発生によって細胞が死滅してしまうことで加齢黄斑変性症発症の原因になります。

年を取ってから影響が出てくるものなので軽視しがちですが、ブルーライトを浴び続ける生活は他にも自律神経や内分泌系、免疫系にも悪影響を及ぼし「寝つきが悪い」「眠りが浅い」などの睡眠傷害を引き起こすこともあるので常に予防が必要です。

その他にもスマホ依存がひどくなると、うつ病になる可能性が高まるといった調査報告もり、今後はさらに悪影響の症例が増えていくと思われるとのことです。

子供が自分から健康への悪影響を意識して、予防策を考えるようなことはしないでしょうから、親がしっかりとフォローをしてあげて下さいね。